講習会のようす
講習が始まる前はフレンチカットグランって何やねん?と、講師は誰?などという冷たい空気が漂います。
その中で、講習を受けに来てくれている方からモデルをお願いします!
ロングとボブからショートぐらいの方、二人を選ぶのですが・・・まぁ~大体は嫌がられます。(最終的にはOKしてもらいますが!)
フレンチカットグランの基本説明をしながら、分かりやすいように、左右半分にして片面を切っていきます。
ここで、見に来られた方は違いに気づきます。
モデルさんに左右の違いを触ってもらい、頭皮への違和感がないか、束ねた時にパラパラ落ちてこないか、手触り、質感を感じてもらい、見に来られた方にも順に触ってもらいます。
すると会場の空気がじんわり暖かくなります。
そこからフレンチカットグランの基本説明をもう一度しながら逆側を切っていきます。
「フレンチカットグランとは、根元から毛先にかけての量感を自然なグラデーションにする技術です。
ドライの状態で、スライスは1cm、根元は1回だけ。見ながら、確認しながらグラデーションに近づくようにハサミをキッチリ開閉し入れていく。
特許のあるヘアカット法の理論の一部を抜粋して作られた専用の道具(GR-4シザー)を使うカット技術である。
今まで取ることの出来なかった部分を切ることが可能になります。」
僕の場合、これを何回も言いながら切ります。ある意味これしか言いません。これが出来ないと、何も始まらないからです。
ヘアデザインに関わる切り方は質問がある場合のみ答えます。
笑える営業ネタや、宣伝広告の仕方、その他の講師から聞いたネタなどは言いますが・・・毎回ウケるとは限りません。
一人目、二人目と切り終えていくうちに、講習に来ている方の目が変わっていくのが分かります。ここで、切ってもらいたい方を募るのですが、手を上げて下さいます。
これで計3人になりますので、良い時間になるのですが・・・
殺到した場合、計5人の時もあります。こうなると会場は熱気で包まれます。
なるべく分かりやすく・単純に・簡単に出来て・明確に・シンプルに・質問をしやすいように・・・を心がけてはいます。
最後は「切ってるところを間近で見たい方は見に来てもらっていいですよ!」と言うと集まってくれるので、そこで質問に答えながら、和気あいあいとなっています。
そうなると、講習後の試し切り時は、講習に来た方が入り混じって会話してます。
講師がポツンと浮いてるようで寂しく感じたりする時もありますが・・・皆さんの笑顔が楽しそうだと、こちらも嬉しくなりますね。いい空気が漂ってる感じで講習が終わります。
講師からのコメント
僕はフレンチカットグランというカット技術で、お客様に喜んでもらっています。最初は提案して喜ばれていましたが、今では求めて来られる方が多いです。
特に、髪が多い、太い、硬い、くせ毛、まとまりにくい、手ぐしが入らない・・・など、悩みを抱えてる方には最適です。
講習を通じて、お客様に笑顔で帰っていただき、笑顔で来店してもらう喜びを伝えれたらと思っています。
フレンチカットグラン講師会:樫本講師
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