化粧を落とさないカットの正体
繰り返し途中から梳いてしまうという今の美容室の物理的な欠点のひとつ。
この「化粧を落とさないカット」の正体をご説明しましょう。
「今の美容室の欠点のひとつが、前のカットで髪の密度がバラバラになっているのに、そのままカットする「化粧を落とさないカット」なんだって!もっと詳しく教えて!」
「キリタにおまかせ!その答えはカンタンだよ!
根元の髪をノープロブレムで梳くことの出来るハサミが無かったからなんです!」
「この写真を見て!これがカットに行こうとしている君の髪の状態! 前のカットで髪の途中から梳かれて根元と毛先の密度がバラバラでしょ?」
「本当ね。根元はそのままなのに毛先はスカスカ!!」
「当然根元はそのまま、毛先はますますスカスカ。 これが「化粧を落とさないカット」の正体なんだ。」
「う~ん。なんだかカットに行くのが怖くなっちゃう。」
「「軽くして」って頼んでも中身はそのままで毛先がペラペラになっちゃうのは、 髪を根元から梳かないで毛先ばかりを梳くからなんだ。」
今のカットの技法の問題点
- 根元がそのままで髪の途中からしか梳かない。
- 髪の量が、バラバラになっているのに、その状態を無視して、 髪の真中あたりから毛先にかけて、同じところばかりを梳く。
「左の写真を見て!上の写真を根元からキレイに梳いて、「これまでのカット」でバラバラになった髪の密度を修正してリセットした状態なんだ。この上にカットをすればカットも長持ちするし、ブローもカンタンになるんだ!
「つまり根元から髪の密度を修正する技術ってこと?」
「そう!この「リセット技術」、「本当の毛量コントロール」こそ「フレンチカットグラン」なんだ!
→「今のカットの秘密」
「カットの不満はなぜ起こるの?」 「欠点①どうして髪の根元から梳かないの?」